お前はどうせ男なんだろ? メレディス。
主は男とまぐあうのが好きだからな。
[ようやく二人きりになれたのだから、確かめるべきものは確かめようと……いうよりこれは前戯の段階。
ふしゃあ、と猫のように威嚇しているメレディスに手を伸ばす。
もうメレディスは、受肉していると思い込んでいたのだ。
一時期とはいえ、悪魔の館に住んでいたのだ。主はメレディスに無関心だったろうとはいえ、まさか手すら触れられていないと思っていたのだ。
天使は元々無性で悪魔によって穢れて受肉するというのはどこかで聞いたことがあった。
どうせなら自分がメレディスを変化させたかったな、と少し殊勝じみた思いを持ったまま、貸した上着を取り払い、メレディスの服に手をかける。
抵抗をモノともせず、その服を顔色一つ変えずに引き裂けば、現れた白い躰は………無垢そのものだった*]