[自ら引き留めた割には戸惑いを見せる娘を振り返り、>>383 半分ほどずれたフードを元に戻した。 もう少し引かれていたら、そのまま剥がれ落ちていただろう] 血親を喪った子らが、外に無用の混乱を与えないためだよ。 元より、連れて来る手筈になっていた。 ……手を離してくれるかい。[告げて、それが叶えば今度こそゆるりと歩き出す] 君たちはこれから、然るべき養い親の元へ送られる。 そこで改めて、夜の一員に迎えられる事になる。