――――…そうですね、
[>>375 続く個人的な問いには、少し目を丸くさせ、]
面白い人がたくさん居ましたよ。
放課後になる度に、軍人に戦いを挑み、毎日やられました。
[そんな風に昔を懐かしんで、先程とは別種の笑みを向ける。
>>1:451 懐にまだ、彼から貰った手紙がある。マーティンは今頃何をしているだろう。その強さゆえに、無謀な事をしていなければ良いのだが。]
私のような、巫女派の考えは少数でしたね。
南方は比較的、開国派が多く。巫女信仰は些か北に比べると、薄れております。
皆、未来に目を輝かせて――――色んな議論をしました。
方向は違えど。
国を想い、より良くしようと、前を進んで―――……
そして大切な人と、出会って。
[ふ、とひといき吐いて。遠い過去を振り返る。
もう戻らない、セピア色の記憶。]