─ そうして翌日の事 ─[最終日の課題を言い渡され、班の子達と取り合えず別行動を選択した駅のホーム。玲緒の左手と亜梨沙の右手が、磁石の様にくっついて離れなくなっていた。とある怪異からの呪詛を受けた影響だが、困った事に玲緒は亜梨沙の手に触れられている事を密かに喜んでしまっていた](いけない、なんとかしないと……)[煩悩を振り払う様にして、真剣な面持ちを浮かべて親切な僧侶から貰った助言について思いを*馳せる*]