人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


騎士 シェットラント

― 3年前・魔境 ―

構わない。

[時間が掛かる。というローズマリーの言葉には、即座に頷いた。
どちらにせよ、構いようがないのだ。
このまま手を拱いていようとも、いずれ時は尽きる。
ならば打てる手を、打てるだけの力を持って打つだけのことだ。

そうして、彼女の紡ぐ歌を待ち”時”を待った。
細い指先が、風を炎を水を大地をタクトの先に描き出す。

紡がれるのは静かで穏かな変化、奇跡だ。
だからシェットラントは彼女を頼った。
己の術は発動が早く変化は急で…その分、相手の気を引きやすい。
けれど、これならば。彼女の紡ぎ上げる呪歌ならば]

(391) 2014/03/28(Fri) 19:26:06

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