――まー、まだ親父さんに敵わないのはその通りだけどな!
[アルビン>>390の本心を知ってか知らずか、悪戯っ子のような笑みを見せながら言う。下手なりにも"美味しい"と言ったその言葉が全てでもあった。]
はは…そんな寂しい事言ってくれるなよ。
[彼が村を出ていくと言った時の事は今でも覚えている。変わらないなと苦笑いしながらも…麓への買い出しだけでは賄えぬ物資もある。例え偶然であってもアルビンに心の中で感謝せずにはいられないのだった。]
…ほんとに偶然なら、いいんだけどな?
[だがそんな想いはおくびにも出さず、からかってみせた。]