[途中からは歩いて向かった。見失わないように追う必要は無い。銀羊がどれほど大規模な船であろうと、所詮は船の中。匂いを辿れば、いつかは追いつける。] そんなに急いで逃げなくてもいいじゃないっすかー。 船長は取引するつもりみたいっすよー?[何とも間の抜けた声で問いかける。一歩一歩、武器保管庫へと歩を進めるその足音は。やがては獣のものへと変化していく。]