―― 隔壁が下りた後 / メイン・サロン ――
[稼働音がフロアに響き、隔壁が下りてくる。
隙間から入り混もうと蠢く腕に残弾を叩き込めば、はじけ飛んだ白い指が、未練がましくぎしりと動き、やがて沈黙した。
がしゃん、と重量感のある音を立て、隔壁が下りる。
向こうから壁を攻撃しようとする音も聞こえるが、造りが相当堅固なのか、びくともしない。
サロンに入り込んでいた残党も程なく殲滅されれば。
戦闘の余韻が残るメイン・サロンに、漸く安堵の気配が漂っただろうか。]
お疲れさん、相棒。
[冗談めかして、傍らのマリエッタに声をかける。
全くの一般人だろうに、この状況でドロイドに組みついたり>>287、呼びかけに笑顔を見せた胆力や>>302、異常を見付ける注意力>>279には、乱戦のさなか助けられることもあった。]