[黒猫が首筋を露わにする>>377を、当然のように眺め。屈み込み、背に手を添えて、懐に抱き取る。掌で顔を鷲掴み、仰け反らせ――撓った背は対の舞踏の如くに。曝け出された喉に唇を這わせ、しかし留まったは一瞬。針を刺したような僅かな痛みの後に、微かに湿った感触だけ残して、何事もなかったかのように、去っていった。]