[薄くかかる霧の中、怒号や鴇の声が上がり。地上では人が黒い影となって蠢いているのが見えていた。油断なく視線を飛ばしていると、ネージュが強く反応して。それは河に近い場所だったか(>>377)] ――――風よ。[呟くとネージュが翼を震わせて突風を前方へと飛ばす。その先に騎竜の気配があり、牽制の一撃。風が届かずともこちらの存在を知らせる事は出来るだろうか。]