[彼の力の根源は何処に在るか知れないが、
己とは近しいが別種のものと見立て。>>375
弱々しい器に余るほどの力、精霊種にはない、人の可能性。
自ら名乗らねば、一見は人に近い身。
彼の疑問の眼差しには答えを返さず、ただ納得を示した。]
―――なるほど、方位は生きていると云う事ですか。
無闇に空間に穴を開けるのも骨が折れるので、参考になりました。
[緩やかに胸の前で腕を組み、納得の様。
彼が何故其れを理解したかは、脳の隅にのみ疑問として留めるが、
相手から敵意も害意も感じなければ、信じるには足る。]