ああ、ありがとう……。
[渡された水を一気に飲み干せば、なんとか力も湧いてくる。]
……見ていた?あの場にいたのか。
そしてカレルを探している、と。
[はっきり言って、このローランドと名乗る男を信じていいのかは分からない。本当のことを言っているのか嘘をついているのかも。
ただ、とにかく今は彼のいうことを信じるほかはないと思った。]
僕はカレルの友人で、ベネディクトと言う。
改めて、助けてくれて感謝するよ。
[それから、どういう経緯で魔人と戦うことになったのかを一つ一つ説明したことだろう。]