[トールから自分へ注がれる眼差し>>323に
何の意図が含まれていたかは読み取れなかった。
手当についての話が出たならばそれこそお医者サマに
頼んだと言っただろうけれど、聞かれなければ、
じとりとした視線を躱すように目を逸らしただろう。]
…ん、ああ。
由緒正しいヤツだって聞いてるけどなあ。
それでもカッコ悪い家紋だよ。
[何かしら言おうとしたのか、口を開きかけてから
少しして続けられた言葉を聞けばダーフィトは苦笑した。]
無理に褒めなくていいって。
俺だってダサいと思ってるんだから――…それに。
[フォローをしてくれたのだろうか
にっこりと笑うトールの方へぽつりと。]