その鎧、粉々にして差し上げますよ。[タンッ、と床を蹴り。指先でくるりと円を描くと、円盤状の魔力弾が現れる。魔神と一定の距離を取り、円盤状の魔力弾を相手へと放った。魔神の動きは鈍い。距離を保つのは難しくなく、けれど魔力弾は当たれど鎧に皹すら入れられない][だが目的は相手に打撃を与えることではなかった]