……え、……人間、兵器……。
[ガルーの頭脳の利用。
子供をモルモットのように使った人体実験。
彼女は唯一の生き残り。]
―― …… 。
[話は途切れずに続く>>257。
己はただそれをじっと訊くのみ。
騒動の一連が彼女の仕業では無いこと。
潔白を証明していること。
それらの話――カサンドラが無実であることは当然知っている。
――ハッキングを仕掛けたのも、システムをダウンさせたことも、全て自分達の仕業なのだから。
気をつけて、という言葉には頷く。
実際、恋天使や死神という面倒な存在が乗り合わせているとは思っていなかった。]