『ぐぁ――っっ!!』
[ ジェフロイの一喝>>372の直後、カインとの問答中のステファンの片目に短い矢は吸い込まれるようにして刺さり、射抜かれた勢いのまま、落馬する。
それを確認すると、素早く弓を屋根の上から逃げ惑う群集の波目掛けて投げ捨てると、屋根を降りてその場を離れる。
彼の率いる鎮圧隊、抵抗する民衆に紛れた抵抗軍、両陣営がその様子に沸いたようだったが気にしている余裕はない。生死も確認する気もなかった。]
( ――矢は放ちましました。)
[ 鎮定軍が惧れをなして逃げても良い。怒り狂って見境をなくしてもいい。主からの彼女への使命は騒動を煽る事。ただそれだけだった。*]