ああ、あいつまた腕が上がったと思わないか?
[オットーのとこに寄ってきたばかりという彼>>382の言葉にそう相槌を打つ。毎日に近いほど顔を合わせる自分でそう思うのだからアルビンにとってはもっと顕著だろうと考えて。]
南の方ねえ…やっぱりこの村より暖かいんだろうな。
こっちはなーんにも変わりゃしないな、牧場に農園に宿に教会に…な。
[手伝い、というのは人手が足りない時は勿論なのだが、そうして施設を回って必要な物資が何かを纏め、麓に買い出しに行くというのがメインの役回りである。]
それにしたってなんでまたこの寒い時期に帰ってきたんだ…?
[数刻前に宿に案内した旅人の言葉を脳裏に思い浮かべながら、そんなことを聞いてみる。]