人狼物語−薔薇の下国

13 Chant 〜あなたを失い死を知った〜 SIDE:B


斥候部隊長 ソマリ

[バリケードの炎は、乾いた草を伝って
じわりと学校跡の端へも灼熱の舌を伸ばし始めていた>>353

今更、思い出の残滓が燃えるのは構わない。
だが校舎を内に抱く形に配置された帝国軍にとっては、
あれが完全に炎に包まれると、
背水の陣ならぬ背炎の陣になってしまう]

急げ。
時間はねェぞ。

[部下を鼓舞し、眼前の弓兵の喉めがけて、]


             …ヒュッ!


[投擲したナイフを喉に生やした兵が、よろりと後ろに沈んだ]

(385) 2013/06/20(Thu) 01:38:00

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