― 戦場 ―[その腕にある、短剣を止めねばならない。 元来、槍兵は槍を持つ側である右側からの攻撃に脆いものだ。 この態勢では余裕をもって迎撃をするなどできない。そんな状況にまで…追い込まれたのだ。 フォルカタの柄を掴む手がじっとりと汗ばむ。聞こえたジークムントの雄叫び>>373は...にはどこか慟哭のようにも聞こえた]