城中に血の匂いが満ちてる 本当に――……色々あったみたいだな あァ、兄ちゃんはその……大丈夫だ[ソマーリュとの事を話すわけにもいかず、曖昧に濁した。そしてぽんぽん、とゆっくりディークの頭を撫で] しかしリエヴルには随分と世話になったみたいだな…… 何処と無く父さんに似た人だとは思っていたが あとで、俺からも礼を言わなくちゃな