[側面に回り込んだ弓を持った騎兵が、下馬し、密集している厚みのある陣の一翼を狩るように弓を一斉射を三度。そして南、位置の変えての射撃を試みるように移動を開始した。その隙間を潰すようにより深く騎馬は突き進む。
軍略において、軍略で、戦術には戦術で対抗できる。逆手にもとれるだろう。
よってそれら全てを食いちぎるといわんばかりの武を相手に対抗できるのは、同じ武。
あの大斧を振るう男>>364が立ち塞がるのは、ある意味必然ともいえたか。
被害をだしながらも陣を崩していた頃、いっそ笑える光景とでもいうように、近くの騎馬が叩き潰されるのをみる。
これ以上野放しにしてはならないとおもったか、チャールズを思ってか、あるいは総大将に迫ってると思ってきたのか、現れた男をみて飄々と笑いながら、しかし同じように野放しにできないこと。油断ができないことを、生半可な突撃など通用しないことを理解していた。]