人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


船を愛する領主 ウェルシュ

[2、]

[何故それが見えたのだろうか。
距離が詰まったとはいえ、見えるはずもないのに。
運命の悪戯か、この悪天候のなかでも、不思議と彼女だけにピントが合ってしまったのだ。]

 ――――……ッ、?!

[単眼鏡の向こう、淡い紫色が見えた気がした。
よく日に焼けた健康的な肌の色、菫の双眸。

幼い頃からよく顔に炭を付けていた自分。
そのまま抱きつこうとしたら姉は呆れていただろうか。
でもいつも、「ウェル」と優しい声で迎え入れてくれていた、]

(384) 2015/11/10(Tue) 01:19:27

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