―――…、[薄く開いた双眸が意味深く問う。こんな、と差し迫る彼女の状況を。>>377] おや、何に憚られているのですか? 私達は朝露に誓った伴侶、他に耳目などありませんよ。[新たに浮かぶ光球。また一つ連なり、迷宮に穿つ導。震える声に耳を傾けつつ、口角を僅かに吊り上げた。]