無理するなよ。
時間はかけないようにしよう。
[>>379麻酔が効くのを待つ間、塗り薬を用意し。
先に足の怪我をどうにかしてから左目を診ようか。]
うん、大丈夫。
煙は上へ上がっていくしな。…莫迦と一緒だろ。
[香の器より下にさえ居れば、嗅ぐ量は少量で済む。
怪我を負っていない部分を抓り。]
…これ、痛くないか。
[それで首肯されれば、傷口を優しく拭う。
瓶から塗り薬を指で掬い、清潔にした患部へと塗り。
裂けた患部は見た目からしても痛々しい。
獣に噛まれたと言を零した時のシモンを思い出して――]