[>>371 闇の精霊は多少の足止めに成功したらしい。
だが、垂直距離は大きく、300年程度の時を経ての再開の言葉は、聞くことはできなかった。
あのと頃は違う、互いに殺気を向け合う再会。
闇の理に染まる妖精が浸る感慨を持ち合わせているわけもなく。]
邪魔をするな、老い耄れ!
あのまま大人しく朽ちるを待てば良いものを!!
闇の精霊の制御をおこないつつ、次の術式の準備をしようとした矢先。
>>372 老いたとはいえ、竜は竜。
闇の精霊を火炎が飲みこみ、そして自身の頭上に燃える岩が降りそそぐ。]
……ッ忌々しい
水の精霊よ、冷たき帳で我が身を守…―――ぐ、ぁああああ!!
[到底回避しきることなど不可能と見て、どうにか成功した水精霊の加護の詠唱も、竜の火炎を防ぎきることはできなかった。
燃え盛る岩に顔面を庇った腕を、胴を打たれ、悶え転がる。]