[一歩部屋の奥へと下がった人影>>368は、閉ざされた扉の向こうへ消えた>>371それが、探し求めていた人物だと気づく前に] あ、えっと……[不躾に掴んだ手は、黒尽くめの動きを止めたらしく] ……どうして、連れてきたの。[すんなりと引き留められた事が意外で、尋ねる気のなかった問いが零れる]