[ジムゾンとどんな会話を交わしたか、暫くして占い師だと名乗るもうひとりが現れた。>>326クララの自分を指す掌の先は小さく震えていた。有り難うと感謝を伝えた時には綻んでいた表情も、今は別の表情だっただろうか。少女が司書が人狼に与する者とは知る由もなく、彼女もまた自分を犠牲にして名乗りを挙げて怯えている事に心を痛めた。**]