―回想:カレルと―
[頑張ってはった虚勢は、カレルの追撃であっけなく崩壊した。>>1:146
カァァッと、耳まで真っ赤になりつつも、カレルもカッコいいよとそう言う。
そのときに、彼がほんの一瞬だけ、う、と何か妙な顔をした>>185 のに気付き、内心で首を傾げる。
(……かわいい系の方を目指してたのかしら?)
……明後日方向に勘違いしつつも、にっこり笑ったその顔に、つられて笑った。]
体が資本のお仕事だから……
それは、困ったわね……。
[そんなことを言いながら、彼の目元を撫でる。
その空色の瞳が、嬉しそうに……しかし何を思い出したのか、切なそうに細められるのを見ながら。>>186
ふと、その色と同じようなの色の瞳を持つ少女に出会ったことを思い出した。]