[引っ立てられそうになるミヒャエルに、そしてまわりの兵士に静かに声を投げた] 公国軍兵士の体に近寄るな。 独りで乗り込んできたのは、自爆の可能性が疑われる。 離れろ。[――嘘ではないが、意図的な誘導を混ぜる。 混乱から醒めないが故に、その通りとされて]