― 現在・士官学校跡地 ―
まあ、頑張れ?
[作り直しますとも、と応じるリエヴル>>368には、無責任かつ軽いノリの相槌を打つ。
だがその視線は、値踏みするようなもの。
リエヴルの手が、革袋>>371に伸びるのが見えれば、視線を彼から反らす。
中身が何かはしらないが、誰に関わる物なのかは想像に難くない]
…………アイツと、もしここで遭遇したら、どうする?
[公国の国務大臣であるクレメンス侯爵に雇われている身なので、公国の主要人物についての情報はそれなりに手に入る。
暗殺が主任務だが、諜報も仕事のひとつ。
トールの身分については、リエヴルに調査を頼まれたなら報告したこともあるだろうか。それとも、リエヴルは知らないままだろうか。
いずれにせよ、そんな言葉を試しに掛けてみた]