人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


変わり者 アレクシス

 地下のセラーからかっぱらってきました。
 ギィのものかヴィンセント公のものかは知りませんが、一つくらい貰っても問題ないでしょう。

[おそらくきっと、いや確実に年代物のいいワインのコルクを豪快に手で引き抜くと、作法など気にすることなく二つのグラスに注ぐ。
片方を手に取ると天へ掲げ、深い赤を透かして見つめた。]

 何だかんだ、私は生き返ってしまいましたよ。
 生きていればいいことがあるなんて、戯言だと鼻で笑っていたのですが、"悪くはない"みたいです。

[生と死の狭間、名も知らぬ彼と語らった記憶は、今もこの胸に残っている。
くつりと喉を鳴らして、血の色をした酒をゆるりと揺らした。]

(378) 2014/02/27(Thu) 22:11:52 (ico)

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