[唾液を絡めた指を彼女の口内に押し込んだ時、噛みちぎられはしないものの噛まれる事を予想していたが、自分の予想とは大きく外れて、まるで舐めるように指を追い出そうと舌を押し付ける彼女に驚いてしまう。]
気持ち悪いなんて酷いわ
嫌ならオマエが吐きかけなきゃ良かっただけやろ?
[まだ頬には彼女が吐いた唾の不快感が残っている。徐々に乾き、カピカピになって肌までも固まりそうな。他の者であれば激怒しただろうけれど、彼女の物と思えばそれすらも愉悦となる。
悲鳴を上げられても痛む心は無く、むしろもっと聞かせてほしいとばかりに彼女の口内を弄んだ。]
嫌々言うても舐めてくれるんじゃな
ちゃあんと味わってや?
それとも、あとで直接注いでやろうか
[もし口付けなんてすれば舌を噛み切られると思っていたのだが、この様子ならば心配無さそうだ。とは言え、まだその時ではないのだが。
ある程度彼女の口内にある、通常ならば性感帯。歯茎や上顎、舌の裏なんかを指でくすぐって弄んでから指を取り出せば、勿体無いとばかりに指に付いた新しい彼女の唾液を舐め取った。]