[窓を開けているといえど、煙は宙を彷徨い浮かぶ。 そして自分も強く嗅がないように、俯き気味に。] 身体にいいもんじゃないし、 あんまり思い切り吸い込まないようにな。[常習しなければ害にはならないが、 態と多く吸い込めば麻酔いくらいは起こしかねない。 注意を残して、効いてきたかと思った辺りで傷口の近くを拭く。 引き攣るような痛みをはじめこそ感じたとて、 次第にそれは、気にならなくなる筈だ。]