人狼物語−薔薇の下国

272 グロリアス・マギカ・グラマーティオ-スブ・ロサ


駆け出しヴァイオリニスト セルウィン

私は――

[開いた口が、言葉を連ねる。
けれど、その最中にぱぁんと花火がなって、静寂はぽかんと口を開いて硬直した。

数秒おいて、肩を震わせ笑い出す]

す、すみません、あまりのタイミングの悪さに、我ながら間抜けで……っ。

[可笑しそうな様子には、先ほど覗いた悪意めいた影は微塵もない。
それでも、壊れてしまったおもちゃのような、歪な何かがその底に沈殿していた]

本当に、すみません。あまり気にしないで。
さぁ、手伝いに戻りましょう?

[柔らかでありながら有無を言わさぬ口調で言うと、静寂はそれっきり話は終わりとばかりにステージへと向かうだろう。
手伝いは、日没の少し前、ヴァイオリンの打ち合わせの時間がはじまるまで続くのである**]

(377) 2014/11/08(Sat) 00:59:44

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