― 厨房 ― あ、ああ、いけない。 もう沸いてる、ね。[>>371ペーターの来訪に、ようやく沸騰音に気がついて火を弱める] ……あたしにゃその問いに答える資格はないね。 あたしなんか、限られた季節の間だけでも、あの子達と間近で接してきたのに。 あの子達の考えを、何も理解してなかった。 あんたの倍以上生きてるのに。[ブラックを、と頼まれれば、少しだけ日常が戻ってきたような気がして。 ふっと笑いながら頷き、珈琲を淹れたカップを手渡す]