[赤黒の堕天使が携えてきた手土産は、なかなかに上等だった。>>336]
これはまた、良き天使だ。
躾けるのも楽しかろう。
[手を差し出せば噛みつきそうな勢いだが、手が掛かるのもまた良い。
周囲の天使たちも慈愛に満ちた眼差しで新入りを見ている。
中の一匹が嬉しそうに笑ったのは、そして新入りが驚愕に目を見開いたのは、あれは知り合いだろうか。>>34 番わせてみたらさらに愛らしいだろうか。]
なに。店じまいだと?
惜しいな。ぬしの連れて来る天使は良いものばかりであった。
だが、愛好者が増えるのは喜ばしい。
良い飼い主ライフを。
[突然の廃業宣言には驚いたが、それもまた時代だろう。>>337
爽やかな笑顔に、天使飼い挨拶を送っておいた。]