[玲緒の視線がたどり着いたのと同時、手前にいた亜梨沙がうっとりとした溜め息をこぼした>>303。
それに微笑ましい気持ちと、何だかちょっとだけ悔しい気持ちが湧きながらも、改めて玲緒も十二神将達を一人一人、確認していく。
それぞれ違った武具を持ち、思いも思いの姿勢で佇む。
表情は見るものによっては恐怖感や威圧感を覚えてしまうかもしれないが、その気迫ある顔立ちにはまさに神の将という総称に相応しいものを感じた]
そうだね。
思わず見入る気迫と、それぞれきちんとした役割があるのが理解出来る武装。
それを思いながら眺めて見るのも楽しいね。
[昂る気持ちを落ち着ける為、一度深呼吸をした亜梨沙に言われ>>305、玲緒はこくりと頷いた。
よく見ると色彩が残っていると言われて、改めて眺め、そうして先ほど発見出来なかったそれを目にして、静かな感嘆の吐息をこぼした]