人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


老将 チャールズ

 儂がこの砦を預かる、チャールズ・フォスターである。

[名乗りを置いて一度言葉を切る。
青年を見遣る頭が下がることはない。
背筋は伸ばされたまま、けれど一瞬、瞳に懐かしむかの色が過ぎった。音はなく、だから人に知れることもないであろうが。]

 …、
 オクタヴィアス・ノイアー殿。

 貴殿の父君は、ラモーラルを変えるに簒奪を用いられた。
 穢れた手による服従で、森や平原に住む民は苦しみ、
 ラモーラルはかつての光を失った。


 ─── 誇りひかりなくして、人はいかに人たり得ようか?

(375) 2016/02/14(Sun) 00:56:43

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby