…おお。いいセンスしてるなあ。[作成された地図を見て、ディークは素直に感嘆の声をあげた。無駄を極限までカットし、思いがけない工夫で最短ルートを割り出したその地図は、他社から見れば他愛もないものであったかも知れないが、それでも充分大きな恩恵を齎してくれた。同居人もどことなく面白そうに作っていたから、それで良い。渡される時に添えられる皮肉には、やはり笑顔を返しておいた]