恐縮の至り。
ありがたく御相伴あいつかります。
[事実、料理長の腕は大変よかった。
ついつい料理長に、直接御礼と、それからどうしてこんなにお肉がやわらかいのかとついついいろいろ聞き込んでしまった。実に楽しい時間だった]
[そんな中――お勧めのボトルを取ってくるよう言われて、ジェフロイだけが席を立った時に。
ラウエンブルグ公と少しだけ、二人の話をした]
大事な友人の1人です。
彼が居なければ、私は今ここにいなかったでしょう。
[ジェフロイのことを聞かれてそう答えた。
若公爵の胸中はわからなかったが――]