[言い訳は言われただろうか。
言われたならば一通り怒鳴った後、溜め息を吐く。]
……本当なら怪我人二人は医務室のベッドに縛り付けて鍵を掛けたいところですが、今は工作員がいるかもしれない状態で非常に危険です。
もし鍵を持ってる様な人なら、縛り付けた二人は殺されてしまうでしょうから、今回は大目に見ます。
[そんなことで死なれては堪らない。と頭を振る。]
ただし、怪我を負った方にあまり負担をかけないこと。
それを条件にします。
破った場合は……わかるよな?
[最後は、「国に返るまで拘束されると思え」という脅し。
相手に伝わったかどうかはわからないが、三人が返事をするのを見れば、手を叩く。]
はい。説教は終わりです。お茶を淹れてください。
と、その前にブルーム曹長はこちらに。
手当てをしますから。
[そう言いながら冷凍庫にある氷を取り出すと、ビニール袋に入れ、ブルーム曹長の赤い頬>>291に当てた。]