ふふ。でもオットーを心配してくれて、ディーターも親切な方ですね。
ありがとうございます。
[心配することじゃねぇな、と口にしたディーターにお礼を告げた。
先ほどオットーの皮肉に対して不機嫌を隠さずに反応している姿を見ているから、尚更いい人だなと思っている。今のところ、本人に面と向って言う気はないが。]
嗚呼でも。ディーターこそ、何かありましたら話くらいは聞きますよ。
では、おれはカップを片づけてきますから、またのちほど。
[ジムゾンの方を向いているディーターに気付いて、そこで話を終わらせる。
お盆に空いたお皿とティーセットを乗せて、厨房に向った。]
― →厨房