[アヴェの茨に触れないように小窓から離れ、エントランスへ避難します。風船の落としたミニジェムは、誰かが拾ったでしょうか。傀儡は、その存在などすっかり忘れてしまったのか、床に注意を払うことはなく。エントランスの出入り口、砂漠と化した海だった場所。その上に揺れる尻尾を睨みつけております。]入ってこられたら、邪魔されそうやな。[土産屋の床の薄氷は、溶け始めている頃。アヴェと戦う魔女らに背を向けて、エントランスの出入り口から一歩だけ踏み出します。]