人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


狩猟師 ギィ

[姿形は異なれど、彼の本質はひとつのような気がして。
寧ろ男からすれば、こちらの不安定な”ソマリ”の方が
城内が愉しいことになりそうだとか――

不謹慎な事柄を考えつつ、彼に倣うよう男もワインを飲み干した。]

 ソマーリュもか。

 ああ、君の名は確か――ソマリ、だったか。

[基準が低い事実を聞いて、やや浮上する感情。
妖艶に膝上へ乗り上がる彼の視線の先、何を欲しているのかは
痛い程理解出来るのだが。
カヌレをひとつ手に取って半分に割り、
その艶やかな唇へ押し込もうと]

(372) 2013/10/05(Sat) 03:14:09

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