[浮かぶ光から視線を外し、強張った顔で夫の横顔を見つめる>>371迷宮の奥へ奥へと踏み入る脚が、また曲がり角で立ち止まる] ――……嘘。そんな、もう…?[呆然と呟き、それきり言葉を失う。近寄せられる白皙に、咄嗟に怯えた眼差しを向け]