人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


気儘な猫 カレル

[…――身体が休眠した侭でも、嫌が応にも頭に流れ込んでくる幾つもの、音、音、音。

知っている言語では無い、けれど、確かに意味を理解出来た。昨日まではその「鳴き声」を聞きとる事すら殆ど出来なかったのに、感覚の何処かで拾っているのは、其処彼処を行きかう、音の、波]

………――うるさい。

[擦れる声音で低く、不機嫌に唸れば、>>354イドが一匹ベッドの下から慌てて逃げて行った。あれはギィのイドか。そう理解したのは何故だっただろう?

傍で待つもう一匹、クレステッドのイドが、伝言を、ひとが理解出来る言語で伝えようとするのを視線で制した。聞こえて居たから良い、と。声にせずとも伝わった様子で、>>349クレステッドのイドは、主から言い渡された要件が済めば何処かへと飛んでゆくだろうか]

(372) 2013/10/03(Thu) 02:49:31

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