……そういう理由? 本当に神様がいるなら、きっと贔屓はしてくれないと思うんだけどな。[兄の発想は、自分には予想しがたいもので、笑み混じりに呟く>>359彼に保守的と評されたのも、無理からぬことかも知れない。残り僅かの二人きりの時間、再開を誘う手に躊躇いながらも、皆が追い着くまでは――と片手を委ねた*]