そうそう、姉さん。 やりたいこと、ですけど。 太陽――…… 空と海を近くで感じられる職業に就きたいかな……って。 航海士、とか。 ……まだまだ迷っているんですけどね。『ま、受験まで1年ほどなんだし、本気で航海士目指すなら商船大学受けなきゃだし、迷ってる暇はそんなにないわよ?』[そうなんですよねえ、と迷駆の性質の魔女は苦笑する。海の青と、空の青――その中に浮かぶ太陽と白い雲。それらを身近に感じられる職業に就きたい。漠然とはしているけれど、少しだけ夢が見えてきた気がした**]