人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍提督 ゲオルグ

[とつ。と、声>>222が落ちる。
それに応える声は暫くなかった。

そう、彼の死にゲオルグが非を背負うものではない。
けれど彼女は、他に責めるものを持たぬのだろう。
他に悲しみをぶつけられるものを持たぬのだろう。

だからこうしてやって来たのだ。
己の縁談を申し込む手紙を持って、己の恋人を奪った戦いの象徴に会うために。]

 …───レオンは、

[男はレオン。と、名を呼んだ。
フィッシャーと姓を呼んで間髪入れずに、「レオンと呼んで下さいッ!」と返ってきた若い声が脳裏を過ぎる。浮かべていた笑顔と共に。]

(370) 2015/11/04(Wed) 15:26:13

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