人狼物語−薔薇の下国

477 【R18完RP村】暁天はかく語りき、


【3】rāst-dorūsh ソマリ

 
  へぇ、此処は随分と平和だな。

[それは、初めてこの国に入った時の事。
俺の歳がまだ20を数え始めた頃だった。


 ─ 回顧/10年程前 ─


この国が平和を享受して、謳歌し始めてから随分経つという、そんな時に、俺はこの国に入った訳だったが。
背後からこそこそと付いてくる影に笑って振り返った。]

  おい、辞めてくれないか。
  そんなに気になるなら普通に来たらいい。

[その影は暫く悩んだような表情を見せたが、漸く頷くと横に来て言った。
「自分は、貴方の身の上が心配だ」、と。
それを最後に、暫くの無言が続いた。]

(370) 2017/04/20(Thu) 19:38:04

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